建設反対、国に文書を 高江住民が村に要求


この記事を書いた人 金城 美智子
資機材などが運び込まれた北部訓練場のメーンゲート上空=7月、東村高江

 【東】東村の伊集盛久村長らと同村高江区の住民らによる行政懇談会が14日、高江公民館で行われた。懇談会は約1時間半、報道陣へは非公開で開かれた。出席者によると、米軍北部訓練場の新たなヘリパッド建設を巡る議論もあった。

 政府から村を通した区への財政支援に関し、住民からは迷惑料として受け取るが、ヘリパッド建設反対は堅持することを明文化し政府へ提出するべきだとの意見が出た。

 仲嶺久美子区長は記者団に「今後、内容を調整したい」と語った。懇談会後、伊集村長は記者団に財政支援に関し「(区でも受け取る方向が)決定されているので、われわれもその方向で調整したい。政府も前向きに考えている」と語った。

 既に完成し運用が始まっているN4地区に関し、村側からは集落上空を飛ばない形での飛行ルート変更を沖縄防衛局に要請しているとの説明があった。