沖縄リゾ婚　リッチなドレスで　エスティー社が新ブランド

　婚礼衣装を賃貸・販売するエスティーウエディング（那覇市、高本小百合代表）はこのほど、リゾートウエディングに特化した県内初のウエディングドレスブランド「ＳＡＹＵＲＩ　ＴＡＫＡＭＯＴＯ（サユリ　タカモト）」を立ち上げた。年間３００件の利用を目指し、県内リゾートウエディング市場の高級化を目指す。

　高本代表によると、県内リゾートウエディング市場では昨年夏以降、個人営業者の増加などで価格競争が起きているという。写真撮影だけを行う「フォトウエディング」はかつて約１５万～２０万円で販売していたが、ここ１年間で１０万円前後に落ち込んだという。

　沖縄リゾートウエディングの高級イメージを強化しようと、同社は沖縄の自然や文化遺産などに合ったウエディングドレスの制作に着手した。第１弾はミンサー織りなどを盛り込んだ純白ドレス３着と華やかな色を使用したカラードレス４着を制作した。衣装は全て手作りで、今後年間１４着の新作を発表する。フォトウエディング用のドレス賃貸料金は１着約２５万円。２２日から予約を受け付ける。

　デザイナーを兼務する高本代表は「沖縄のリゾートウエディングのラグジュアリーイメージを保ちたい。今後海外客に加え、県外や県内からの利用にも力を入れたい」と述べた。問い合わせは同社（電話）０９８（８３１）７００７。