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統一ルール確立を 空手シンポ、伝統発展へ課題議論

空手の発展について討論した「沖縄空手シンポジウム」=15日、那覇市の県立博物館・美術館

 「沖縄空手シンポジウム~沖縄伝統空手・古武道の魅力、文化的価値とは~」(県、沖縄伝統空手道振興会主催)が15日、那覇市の県立博物館・美術館で行われた。指導者や研究家らによるパネルディスカッションでは、沖縄空手会館の開館や2020年の東京五輪、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産登録に向け、同振興会の体制強化や統一の形のルールづくりなど、沖縄空手の課題が挙げられた。

 県立芸術大学元学長の宮城篤正氏は空手の将来を見据え「学校に取り入れて、空手が広まった」と学校教育で空手を指導することを求めた。沖縄空手の課題について、沖縄伝統空手道振興会の喜友名朝孝理事長は「流派が乱立している。外国から見て沖縄の空手はいい加減だと思われかねない」と危ぐ。その上で「未加入組織にも振興会に入ってもらい、全体で課題を議論していきたい」と話した。

 県空手道連盟の新城清秀理事長は「競技空手は形が確立されている。一方、伝統空手は何をもって伝統空手というのか。原点に回帰し、各流派が歴史に基づいて統一したものをつくらないといけない」と訴えた。県立博物館・美術館の田名真之館長は、柔道を例に「五輪を機に、世界のルールが必要になる」と指摘した。

 県空手振興課課長の山川哲男氏が座長を務め、空手会館を中心に沖縄空手を世界に発信するよう求めた。