琉球新報社 
【与那国】第２４回日本最西端与那国島一周マラソン大会（与那国町主催）が１２日、与那国中学校グラウンドを発着点に行われた。参加者は断崖など独特の景勝地や目に飛び込んでくる美しい水平線など自然を満喫しながらコースを駆け抜けた。
島の周回路をコースにした２５キロと１０キロコースに計５６３人が申し込み、４９１人が完走。２５キロ男子は地元の村松稔さん（３９）が１時間３５分５３秒で４連覇、９度目の栄冠を手にした。女子は竹富町の久保田文さん（５２）が１時間５１分５４秒で初優勝を飾った。１０キロは最西端の西崎灯台を出発。男子は同町の川満晃弘さん（３５）が３６分３３秒、女子は愛知県の津田春菜さん（３０）が５２分５６秒でそれぞれ優勝した。
この日は快晴で、気温も２８度近くまで上昇。参加者は強い日差しの中、懸命にゴールを目指した。
２０１２年から毎年出場し初優勝した津田さんは「マラソン初挑戦が与那国だった。２５キロのコースの大自然は与那国マラソンの醍醐味（だいごみ）。今回は１０キロだったが、まさか優勝できるとは思わなかった」と喜んだ。
ほか上位の成績は次の通り。（敬称略）
【２５キロ男子】
▽２位大越護（石垣市）１時間３７分３６秒
▽３位金城海（同）１時間４６分２２秒
【同女子】
▽２位石川めぐみ（石垣市）２時間５分４０秒
▽３位森本千恵子（大阪府）２時間７分５２秒
【１０キロ男子】
▽２位土田貴彦（千葉県）３８分３１秒
▽３位岡恵登（沖縄市）３９分５６秒
【同女子】
▽２位原聖子（与那国町）５３分２４秒
▽３位富崎麻未（石垣市）５４分１７秒
