やがじ祭り ランタン1522個、島ともす 魚つかみ取りも


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 【名護】名護市屋我地地区の「~すりてぃ遊ばな屋我地島~やがじ祭り2016」(花城清敏実行委員長)が6日、屋我地支所で開催された。

 新たな会場となった屋我地支所は今年5月に新築移転した場所で、地域内外から約800人の人出でにぎわった。

 魚のつかみ取りには羽地漁協のウミンチュから約400匹の魚(タマン、チン、グルクンなど)が提供され、子どもたちが大はしゃぎ。モズクの詰め放題ではお母さんら女性陣が大奮闘し、大にぎわいだった。

 アームレスリング大会男子の部には16人が挑み、優勝者にはヤギ1頭が贈られた。島ぞうり飛ばし大会で優勝した仲宗根李夢君(屋我地ひるぎ学園2年)は「初めて賞状と賞品をもらった」と、はにかみながらも大喜びの様子だった。

 その他、屋我地島散策や舞台イベント(カラオケ、空手演武、踊りなど)もあり、屋我地産の食材を使った出店などは行列ができるほどの盛況だった。

 祭りのメインイベント「屋我地を灯(とも)そう」には稲嶺進名護市長も駆け付け、地元の聖ルカ保育園児と共に、屋我地島の人口と同じ1522個の手作りペットボトルランタンに点火し、会場をライトアップした。

 花城委員長(66)は「一日中たっぷり食べて遊んで楽しもう!の合言葉通り、島内外の多くの人に楽しんでもらえた」と祭りの成功を喜んだ。
(嶺井政康通信員)

友好のシンボルの鐘の下にともる「屋我地を灯そう」のランタン=6日、名護市屋我地支所