県酒造組合、沖縄卸売酒販組合、沖縄小売酒販組合は22日、沖縄市のオキナワグランメールリゾートで「泡盛のおいしい飲み方提案会」を実施した。参加した県内10メーカーが一般酒・古酒・リキュールの3銘柄をそれぞれ持ち寄り、オン・ザ・ロックやカクテルなど酒造場がお薦めする飲み方を提案した。
一般酒をトマトジュースと炭酸水で割った「トマトボール」、やんばる産シークヮーサーの泡盛仕込みリキュールをハイボールで楽しむ「青切りシークヮーサーハイ」、ミルク割りやシャーベットにも合う「エスプレッソコーヒーリキュール」など、従来のイメージにとどまらない泡盛の飲み方を紹介した。
若者の泡盛離れが指摘される中、気軽に楽しめる飲み方を泡盛のプロが提案していこうと、メーカーと酒販業界が一緒になった初の取り組み。ホテルに宿泊する観光客だけでなく、酒屋や居酒屋に製品を納入する問屋関係者も多く訪れ、興味深く聞き入った。沖縄を代表するカクテルとして開発された「58KACHA-SEA(ゴーヤー・カチャーシー)」も振る舞われた。
神村酒造の中里迅志専務は「一般の人から酒販店まで、泡盛の良さ、アレンジの幅広さを再認識してもらう機会を積極的に仕掛けていきたい」と述べた。