映画で創造力育む 「第3回こども国際映画祭in沖縄」開幕


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 子どもたちが審査員やスタッフとして運営に関わる「第3回こども国際映画祭in沖縄 KIFFO 2016」(同実行委員会主催)が26日、那覇市の若狭公民館で始まった。「映画はココロの栄養だ!」をテーマにした。

開幕を宣言した「第3回こども国際映画祭in沖縄(KIFFO)2016」の子どもたち=26日午前10時半、那覇市若狭公民館

 同映画祭のディレクターで映画監督の宮平貴子さんは「肌の色、言葉などは違っていて当たり前の世界だということを、大人も含めて想像力を育てる映画祭にしていきたい」と話した。こども審査委員長を務める平良結さん(松島中3年)は「3作品の共通点と違いを見つけながら審査していきたい」と意気込みを見せた。

 作品は聴覚障がいの少女が健聴者の仲間と一緒にダンスを特訓し舞台に立つまでを描く「あぜみちジャンピンッ!」(日本)、ペリカンが人間に変身し楽しむ「ペリカンマン」(フィンランド)、差別を自分の事として考える「いっしょの目線で」(ドイツ)の3作品。

 27日は午前10時から「いっしょの目線で」、午後0時30分から「あぜみちジャンピンッ!」、午後2時40分から「ペリカンマン」が上映される。

 詳細はKIFFO公式ホームページ(www.kiffo.kukuruvision.com)まで。