【中国時報】日本統治時代書籍など ネットで無料公開


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 台湾の国家図書館は1911年から49年の約1万5千種の図書を電子化した「台湾華文電子書庫」をインターネットで公開した。これにより、台湾研究に従事する人のみならず、世界中の人々が簡単に貴重な資料を得られるようになる。

 国家図書館の曾淑賢館長は、自治体が持つ政府出版物だけでなく、357人の学者が著した1106冊の書籍についても今回のデジタル化事業に著作権が与えられたことに触れ「貴重な資料が無料で利用でき、かつ学術性の高い重要な書籍が保存できるようになった」と述べた。

 中には1911年出版の『日台通宝』、また日本統治時代に活躍した詩人・施梅樵の唯一の詩集『捲涛閤詩草』など、貴重な資料も全文が無料で閲覧できる。