陽茉莉ちゃん経過良好 米での移植手術から2週間


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心臓移植手術から2週間を迎えた森川陽茉莉ちゃん(ひまりちゃんを救う会提供)

 重い心臓病「拡張型心筋症」のため米国で15日に心臓移植手術を受けた森川陽茉莉(ひまり)ちゃん(1)は29日、手術から2週間を迎えた。「ひまりちゃんを救う会」によると、経過は良好で、脳内出血による手術後から着けていた人工呼吸器を約1カ月ぶりに外した。沖縄県うるま市出身の父・孝樹さん(31)は「今後はリハビリを頑張っていきたい」と話している。

 救う会のフェイスブックによると、陽茉莉ちゃんは、心臓移植に伴う拒絶反応や免疫抑制剤の副作用もないという。

 孝樹さんと母・佳菜子さん(24)は「人工呼吸器を取り外し、約1カ月ぶりに声を聞くことができ、とてもうれしい。今後は鎮静剤も徐々に減らしていき、リハビリをする予定。まだ退院の予定は見えないが、一歩一歩近づいていると感じる」と報告している。

 これに伴い、渡米のための募金活動を進めてきた「ひまりちゃんを救う会」は30日、うるま市の沖縄事務所を閉鎖する。今後は神奈川事務所で問い合わせを受ける。神奈川事務所は(電話)080(7967)0925(午前9時~午後5時)。