高江事実上容認、警察官増員巡り論戦へ 県議会が開会


この記事を書いた人 金城 美智子
県議会11月定例会に上程した議案について説明する翁長雄志知事=29日午前、県議会

 県議会(新里米吉議長)の11月定例会が29日、開会した。翁長雄志知事は県警の警察官を100人増員する条例案や、総額57億846万円の一般会計補正予算案など計30件の議案を上程した。また、閉会中に決算特別委員会で審査した2015年度の各決算について、全会一致で認定された。

 28日に米軍北部訓練場の過半の返還とそれに伴う高江ヘリパッド建設を「苦渋の選択」として事実上受け入れる考えを示した知事に対し、野党は追及姿勢を強めている。与党は警察官増員を巡り、きっかけとなった米軍属女性暴行殺人事件を受けた再発防止策の実効性などをただす見込み。

 会期は12月22日までの24日間。代表質問は12月6、7日の2日間、一般質問は8、9日と12、13日の4日間。
【琉球新報電子版】