下地晃氏が出馬表明 宮古島市長選 自衛隊反対訴え


この記事を書いた人 新里 哲
宮古島市長選への出馬を表明する下地晃氏=29日、宮古島市平良のえんどうの花

 【宮古島】任期満了に伴う来年1月の宮古島市長選へ向け、医師の下地晃氏(62)=無所属=が29日、同市平良のレストランで会見し、出馬を表明した。下地氏は「現市政を見ると看過できない。最初は私でなくてもいいと思ったが、今は決意が固い。勝利に向けてまい進したいと強く思う」と決意を語った。

 下地氏は農業活性化や観光振興、医療と介護のネットワーク化などを推進するとした。民意のない自衛隊配備には反対として、住民投票も視野に入れるとした。その上で「市民同意のない基地の新設は断固反対していく」と話した。

 市長選には保守系から現職の下地敏彦氏(70)と市議の真栄城徳彦氏(67)、革新系から前県議の奥平一夫氏(67)が出馬を表明しており、現時点で4氏が争う構図だ。

 下地 晃氏(しもじ・あきら)1953年12月生まれ。同市城辺比嘉出身。台湾・中国医薬大卒。琉球大などで勤務した後、92年に市城辺で開業した。宮古地区医師会長を務める。