普天間爆音で住民側控訴 飛行差し止め棄却に不服


この記事を書いた人 金城 美智子
裁判所に入る第2次普天間爆音訴訟団=30日午前11時半、沖縄市の那覇地裁沖縄支部

 【沖縄】米軍普天間飛行場の周辺住民が米軍機の実質的な飛行差し止めや過去・将来分の損害賠償などを国に求めた第2次普天間爆音訴訟で、同訴訟団は30日午前、飛行差し止めなどを退けた17日の一審・那覇地裁沖縄支部判決を不服として、福岡高裁那覇支部に控訴した。

 沖縄市知花の那覇地裁沖縄支部で控訴の手続きを終えた島田善次原告団長は「何より飛行差し止めされないことに対する不満がある。また、毎日あれだけの騒音被害を与えておきながら賠償金の額が低い。控訴して争う」と話した。
【琉球新報電子版】