【国頭】重量挙げ女子ナショナルチームの合宿が28日から、国頭村の「くにがみクラブハウス」で始まっている。リオデジャネイロ・オリンピック重量挙げ女子で銅メダルを獲得した三宅宏実や県出身の神谷歩、佐渡山彩奈ら計6人の選手が12月6日まで練習に励む。
現役時代から沖縄で合宿してきた三宅義行監督(71)は「リオが終わって、2020年の東京オリンピックに向かってスタートを切った。1年の疲れを取りながら目標に向かってチームづくりをし、持久力やバランスを身に付けたい」と強調した。国頭村での合宿について「県民性や郷土愛を感じる場所で、明るく歓迎してくださる。国頭村が造ってくれた場所で練習を積んで地元の人にお返しできればと思う」と笑顔を見せた。
佐渡山は「沖縄料理が食べられるのでうれしい。いっぱい食べていっぱい練習したい。体重を増やして体力をつけ、維持できるようにしたい」と意気込んだ。神谷は「気候にも慣れているので、昔を思い出しながら楽しくできている。1週間前の合宿で足をけがしてしまったので無理せず練習に励みたい」と語った。