HIV新規感染19人 県内11月末、2年連続で減少


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 沖縄県保健医療部健康長寿課は12月1日の「世界エイズデー」に合わせて、県内でエイズウイルス(HIV)の感染が判明した人が今年11月末現在で19人だったと発表した。過去最多の33人だった2014年から2年連続で減少している。このうちエイズが発症して初めて感染が発覚したエイズ患者は4人で、全体の21・1%。

 15年の全国におけるHIV感染者・エイズ患者の新規報告者数で、沖縄は人口10万人当たりの報告者数がHIV感染者は3位、エイズ患者は2位だった。今年の新規報告者19人は全員男性。

 県は「早期に適切な治療を始めれば、発症を回避することができる」として、各保健所で無料・匿名で行われている検査を受けるよう呼び掛けている。