西表のホテル、温泉開設 国内最南端


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 【西表島=竹富】竹富町西表島のホテル「ラ・ティーダ西表リゾート」を運営する南風見観光(同町南風見、齋藤工社長)は2017年1月、ホテル南側に温泉施設「カンパネルラの湯」を開設する。国内最南端の温泉として誘客を図る。

 ホテルは客室数32室で西表島の南東に位置。現在建設を進めている温泉施設は2階建てコンクリートブロック造り、延べ床面積358平方メートルで、年内の完成を目指している。施設内は男女別に内湯用の浴槽と露天風呂を整備する。眺望が良く、南十字星が楽しめる温泉として売り込む。

 島内には1カ所温泉施設があったが、源泉の減少で2012年に閉鎖した。南風見観光は閉鎖を受け、新たな温泉開発を計画し、14年に県から温泉掘削の認可を受けた。15年4月から掘削作業に着手し、3カ月後には温泉が湧き出るのを確認した。