結婚60年で「夫婦展」 宮城さん夫妻、南風原で


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書道と水墨画の合作などを披露する夫婦展を開催した宮城恒彦さん(左)と美代子さん=2日、南風原町立南風原文化センター

 【南風原】元小学校校長の宮城恒彦さん(82)=豊見城市=と妻・美代子さん(82)の「結婚六十周年記念夫婦書画展」が2日、南風原町立南風原文化センターで始まった。12日まで。恒彦さん、美代子さんが、それぞれ長年取り組んできた書道、水墨画の作品が200点以上展示され、初日から多くの観客でにぎわった。

 座間味村座間味島出身の恒彦さんは、教員生活の傍ら、20代後半ごろから書道に取り組んだ。同村阿嘉島出身で小学校教員だった美代子さんは、退職後に水墨画を始めた。2005年には古希を記念した初の2人展を糸満市で開催。今月8日に結婚60周年を迎えるのに合わせ、2度目の2人展を企画した。今回の展示会では2人の合作も多く展示されている。

 「偶然近い趣味を持ったのでお互いに批評し合い、切磋琢磨(せっさたくま)してきた。生きた証しとして作品を残したい」と笑顔で語る恒彦さん。美代子さんは「60年は長いようであっという間。今後は2人の書画集を出版できたら」と目標を語った。

 「夫婦書画展」は午前9時から午後6時(12日は午後4時)まで。7日は休館日。