「床の間に古酒甕を」 泡盛普及向け名護でシンポ


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泡盛に対してのそれぞれの考えや思いを語り合うパネリストら=4日、名護市民会館

 「すべての家庭の床の間に古酒(クース)甕(ガーミー)を」をテーマに、「泡盛シンポジウムin名護・山原」(主催・山原島酒之会、共催・琉球新報社)が4日、名護市民会館で開かれた。県内各地から泡盛愛好家や酒造メーカー関係者ら約200人が集まり、基調講演やシンポジウムを通して泡盛の普及や業界発展の展望と課題を考えた。

 山原島酒之会の崎浜清会長は「(県内)50万世帯の床の間に古酒甕が鎮座すれば、世界中から観光客がやって来て、古酒を飲みながら琉球料理に舌鼓を打つようになる」とあいさつ。結婚式で新郎新婦による互いの泡盛を甕(かめ)に注ぐ「泡盛合わせの儀」を提唱した。
 基調講演では県酒造組合の玉那覇美佐子会長が業界の現状を報告した。シンポジウムには元泡盛の女王や大学講師、宿泊・飲食業関係者ら6人が登壇した。