還付金詐欺で100万被害 70代女性 沖縄署が捜査


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 公的な機関の職員を名乗り、医療費の還付金があると偽って本島中部の70代女性から現金約99万9千円をだまし取る特殊詐欺が発生した。沖縄署が還付金詐欺事件として捜査している。

 同署によると、2日正午ごろ、「地域福祉センター」の職員を名乗る男から女性の自宅に電話があり、「医療費の差額分の還付金があります。手続きは今日までです。急いでATM(現金自動預払機)のあるところへ行ってください」などと指示した。女性はスーパーマーケットの外にあるATMに誘導され、携帯電話の指示に従い現金を振り込んだ。

 県警は「公的機関がATMで還付手続きをすることはなく、携帯電話で店外ATMへ誘導するのは詐欺の手口だ」として、不審電話を受けたら警察に相談するよう注意を呼び掛けている。