つり下げ訓練自粛を 當眞宜野座村長が要請


この記事を書いた人 金城 美智子
非公開の要請後、取材に応じる當眞淳村長=8日午前9時45分、嘉手納町の沖縄防衛局

 【嘉手納】宜野座村城原区の民間地上空で、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが6、7の両日物資のつり下げ訓練を実施した問題で、8日午前9時半、當眞淳宜野座村長が沖縄防衛局に中嶋浩一郎局長を訪ね、つり下げ訓練をしないよう求めた。

 要請は約15分、非公開で実施された。要請後、當眞村長は「つり下げ訓練を行わないように求め、民間地に近いヘリパッドはできれば使用しないよう求めた」と語った。「一時期は訓練が控えられている傾向もあったが、また繰り返されている」として米軍に対し、継続して伝えるよう求めた。中嶋局長からは謝罪があり、米軍にも伝え、対応したなどと答えたという。

 當眞村長は「訓練がいつまで続くのか分からないことも不安だ。大規模な訓練がある時は通知してほしい」とも求めた。中嶋局長から「ハードルが高いかもしれない」との返答があったという。
【琉球新報電子版】