校歌探訪 南風原町立北丘小学校


この記事を書いた人 上原 康司

 南風原町宮平の緑に囲まれた小高い丘の上にそびえる北丘小学校。1982年に南風原小学校から分離して新設された。校歌ができたのは開校2年目のこと。PTAの総務委員長を務めた宮良信男さんが作詞し、3年目の若手教員だった友利恵良さんが作曲した。
 歌詞には「黄金の森を南に」「緑もかおる南風(はえ)の原」など地域の自然や空気感を盛り込み、「希望はぐくむ」「輝く瞳」「心ゆたかに」など、児童の健やかな成長への願いが込められている。
 特徴的なのは2番で「六百の」と開校時の児童数を入れていること。この部分は児童数に対応しており、最近では2013年度まで「九百の」、14年度から「八百の」と歌われている。時代で歌詞が変化する珍しい校歌で、変更直後は歌い間違う児童もいたそうだ。