翁長雄志知事は9日、県議会11月定例会の一般質問で那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添移設について、これまで明確にしていなかった県の姿勢について「認めることになると思う」と述べた。翁長知事は那覇市長時代は軍港の浦添移設を認める立場だったが、知事就任以降は明らかにしていなかった。
翁長知事は、2003年の第4回那覇港湾施設移設に関する協議会で、防衛施設庁(当時)から施設面積が縮小された那覇軍港の代替施設の位置と形状案が示された中で、県と那覇市、浦添市が了承したことが書かれた資料を読み上げた。その上で「この資料が出てきたので認めるということになる」との考えを示した。
【琉球新報電子版】