県内移設阻止訴え700人 高江で県民集会


この記事を書いた人 松永 勝利

 【ヘリパッド取材班】「高江オスプレイパッド建設・辺野古新基地を許さない緊急県民集会」(基地の県内移設に反対する県民会議主催)が10日午前11時、東村高江の米軍北部訓練場のN1地区ゲート前で開かれ、主催者発表で約700人が参加した。東京など全国各地で同時刻に基地建設反対の市民らが連帯し、米軍北部訓練場の新たなヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)建設と米軍普天間飛行場の移設に伴う辺野古新基地建設への反対の声を上げた。
 集会の冒頭であいさつしたヘリ基地反対協議会の具志堅徹さん(元県議)は高江、辺野古、伊江島の基地建設が連動していることを指摘し「(基地反対運動で)全国が連帯し、(米国の)退役軍人の皆さんも(在沖米軍基地問題を)発信している。この連帯を大きくしていこう」と述べ、国内外で世論を高め、基地の県内移設阻止を呼び掛けた。【琉球新報電子版】

高江のオスプレイパッドや辺野古新基地建設に反対し気勢を上げる集会参加者ら=10日午後0時9分、米軍北部訓練場のN1地区ゲート前