ウキ釣りで人気のチヌ釣りとカーエー釣りだが、一般的に春先から秋にはカーエー、冬場はチヌ釣りに切り替えるという釣り人が多い。年中カーエーを狙うカーエーハンターの玉城正一さんは12月7日もカーエーを狙って安和海岸のスロープポイントに早朝から出掛けた。
日中はトカジャーやマーエーなどがポツポツと釣れるが、本命のカーエーは釣れなかった。ここのポイントは干潮前後の夕マズメにヒットすることが多いと語る玉城さんの言葉通り、午後4時40分にカーエー特有のアタリがあった。
ウキの変化微妙な変化を見逃さず、ピシっと竿を立てて合わせると、強い引きで竿が絞り込まれる。本命の引きを楽しみながら魚を寄せてくると、尾の近くに黄色い斑点を付けたカーエーの姿が見えた。
海面まで浮かせ、空気を吸わせてからタモに収まったのは38センチとまずまずの良型。午後4時50分には2匹目がヒット。慣れた手つきでタモに収まったのは34センチだった。1月から2月はチヌ釣り大会があるので、チヌ釣りとカーエー釣りを楽しむが「カーエー釣りの強い引きが一番」と笑った。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)