【宜野湾】米軍普天間飛行場所属のオスプレイ墜落事故があった13日、別のオスプレイが普天間飛行場で胴体着陸したと在沖米軍が14日、発表した。ローレンス・ニコルソン四軍調整官が14日午後、記者会見で認めた。
普天間飛行場では14日明け方まで複数の米軍車両や米兵がオスプレイ1機を取り囲んで作業していた。同日午前3時ごろまで赤いサイレンが回転し、クレーンで機体をつり上げるような作業も確認された。その後けん引されて格納庫に入ったとみられる。
ニコルソン氏は「着陸装置に少し問題があった。ただ、安全に着陸した」と述べた。
宜野湾市に14日午後1時ごろ、防衛局から「ランディングギアが壊れた機体があった」と説明があった。
稲田朋美防衛相は14日、記者会見で「別のオスプレイの不具合機があるという情報に関しては事故とは関係なく、着陸時に足が壊れたという説明を米側から受けている」と話した。菅義偉官房長官は記者会見で「今回の事故と関係なく、機体の脚部に故障が生じているオスプレイがある、という話があったと報告を受けた」と説明した。
翁長雄志知事は14日、県庁で取材に応じ「胴体着陸があったということは承知しているが、詳しい情報は入っていない」と語った。