「恩納レタス」定植 長野の農家指導 課題対応し成果へ


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レタスの苗を植え付けるシンカプロジェクトの関係者ら=11月17日、恩納村

 【恩納】国内有数のレタス産地、長野県川上村の農家が恩納村の農家にレタス栽培の技術を伝える「シンカプロジェクト」で、恩納村では10月からレタスの苗の定植が始まっている。同プロジェクトでは約700坪の土地にレタス、約300坪にサニーレタスや白菜、ミニハクサイなども育てている。

 適温が20度前後のレタスは通常、定植してから45~50日程度で収穫できる。昨年に植えたレタスの苗は雨が多かったせいもあり、収穫率は50%(7千個)となった。昨年は病気やシロガシラが収穫前のレタスを食べるなど、本年度の課題も見つかった。

 恩納村農林水産課の伊佐章吾さんは「昨年度に見つかった課題を解決しながら、村内ホテルや飲食店への出荷を目指して頑張りたい」と意気込んだ。

 川上村から来県し、技術指導をしているシンカプロジェクトの遠藤喜幸代表は「まずは地産地消を目指して、少しずつ成果を出しながら進めるしかない。恩納村をレタスの産地化できればベスト」と語った。