「ぞっとする事故」 沖縄普天間の市議会抗議決議へ


この記事を書いた人 金城 美智子
胴体着陸したとみられるオスプレイに作業員が集まり慌ただしさを見せる普天間飛行場=14日午前1時ごろ、宜野湾市の嘉数高台(屋嘉部長将撮影)

 【宜野湾】米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが13日夜に名護市安部の沿岸部で墜落した事故を受け、定例会中の宜野湾市議会でも事故に対する発言があった。基地関係特別委員会(桃原朗委員長)も開かれ、同委員会は18日にも抗議決議を可決する方針を固めた。

 一般質問に立った宮城克市議(絆クラブ)は「一般の人の被害はないという情報だ。宜野湾市に落ちたと考えるとぞっとするが、一日も早い危険性の除去に向けて取り組むべきだ」と訴えた。

 続いて一般質問のため登壇した知念吉男市議(日本共産党)は「市や市議会で早急に抗議することは言うまでもなく、オスプレイ配備撤回に向けた行動計画を図るべきだ」と指摘した。

 基地関係特別委員会では伊佐英人市基地渉外課長が事故の概要や今後の市の方針を説明した。委員からは「市議会として一致できる決議文を早期に出したい」「しっかりと抗議するべきだ」などの意見が上がった。

 遅くとも20日の本会議最終日までに決議を可決し、関係団体へ直接、抗議する方針だ。【琉球新報電子版】