若宮副大臣「辺野古移設進めたい」 墜落事故で宜野湾市長に


この記事を書いた人 金城 美智子
若宮健嗣防衛副大臣(中央)に事故の再発防止を求める文書を手渡す佐喜真淳宜野湾市長(右端)=15日午後0時48分、市役所

 【宜野湾】米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが13日夜に名護市安部の海岸に墜落した事故に関し、若宮健嗣防衛副大臣は15日午後、宜野湾市に佐喜真淳市長を訪ね「普天間基地の危険性除去を第一に考えている。そのためにやはり(名護市)辺野古移設を最優先に今後とも協力してほしい」と語った。

 佐喜真市長は「MV22オスプレイの不時着水についての抗議・要請」と題した文書を手渡し、徹底した事故原因究明・公表、安全が確認されるまでのオスプレイ飛行停止、再発防止策の策定を求めた。また「問題の抜本的解決のため普天間飛行場の一日も早い返還、5年以内の運用停止など危険性除去・基地負担軽減を早急に実現してほしい」と述べた。
【琉球新報電子版】