観光客予測870万人 16年度、OCVBが示す


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 県議会の経済労働委員会(山内末子委員長)は16日、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)の関係者を参考人招致して事業や経営状況などについて意見を聴取した。嘉手苅孝夫専務理事は2016年度の入域観光客数について「前年同月比を上回る状況が続いている。870万人ぐらいまで増える希望的観測がある」と見通しを示した。

 譜久山健常務理事は、OCVBの利益額が2014年度の6649万円から15年度は2626万円に減少したと報告した上で「県からの受託事業の減と沖縄コンベンションセンター、ブセナ海中公園の収益減が主な原因だ」と説明した。

 大城清剛総務課長は、14年度から企業・団体に人材育成関連の講師を派遣する事業を開始したため、謝金経費が13年度の3731万円から、14年度は1億786万円に大幅増加したことを報告した。