ビジネスプラン競技 中部4高チーム最終選考 農業アプリ、商品に


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 【沖縄】第4回高校生ビジネスプラン・グランプリ(主催・日本政策金融公庫、後援・沖縄振興開発金融公庫)で、本島中部の4校と兵庫県の1校で構成する混成チームが、最終選考の10チームに残っている。プランはタブレット端末のアプリで農業を疑似体験する内容。画面上の作業を実際の農場で行い、農業の活性化や収穫物の活用による子どもの貧困解消などを事業目標に掲げる。

最終選考に向け準備を進める中部の高校生メンバー=14日、沖縄市中央

 チームは美来工科、コザ、美里、中部農林、兵庫県立播磨農業の5校、19人で構成する。播磨農業の生徒とは、昨年のグランプリの交流会で知り合った。

 最終選考は2017年1月8日に東京大学で開かれる。生徒たちは現在、当日のプレゼンテーションに向け、準備を進めている。アプリは小中学校での食育授業での活用を見込み、実際の農業をセットにしたサービスを販売する計画だ。

 代表で美来工科2年の島尻景斗さん(17)は「東京での発表を自分たちの成長につなげたい。『沖縄の高校生はすごい』と思ってもらえるように頑張りたい」と力を込めた。

 アプリ開発プランとは別に、チーム内の一グループが提案した沖縄市の特産品・ビワの皮を活用した染め物キットは「ベスト100」に選ばれた。