城山に根性パパイア 登山道で年中実付ける 伊江


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タッチューへの登山客を出迎える「根性パパイア」=4日

 【伊江】伊江島のシンボル、城山(ぐすくやま)(タッチュー)の東登山口から登山道を中腹に向けて約100メートル上った花壇の一角に、村民から“根性パパイア”と呼ばれる木がある。約2メートルまで成育、台風にも負けず、1年中絶えず実を付けている。

 鳥がパパイアの実をつつき、種の入ったふんが花壇に命中。自然に成育したと推測している。

 生育を見守っているのは城山売店の店員さんたち。11月下旬まで登山道は整備工事に伴い全面通行止めになった。「工事でなくなっているはず」と話していたが、開通すると、そこには以前より大きな実を付けたパパイアが。これぞ正真正銘の「根性パパイア」。今日も城山登山客を「いめんしょり(いらっしゃい)」と出迎え、歓迎している。(中川廣江通信員)