「政府は相手にできない」 翁長沖縄知事、飛行再開に強い憤り


この記事を書いた人 金城 美智子
記者団の質問に答える翁長雄志知事=19日午前10時35分、県庁

 米軍オスプレイ墜落事故以来飛行停止していたオスプレイが19日午後から飛行再開することに対し、翁長雄志知事は「言語道断だ。とんでもない」とコメントした。飛行再開を認めた日本政府の姿勢について「もうそういう政府は相手にできない。法治国家ではない」と憤った。

 米軍側は、「不時着」は訓練中の事故が原因で、機体の問題ではないとの見方を表明していた。17日に墜落現場を視察した安慶田光男副知事が「事故原因が究明されるまでは再開しないように要請している。米軍、米国政府は、沖縄県民をはじめ日本国民、日本政府に真摯(しんし)に応えていくべきではないか」と述べていた。【琉球新報電子版】