宜野座村長「恐怖を感じる」 オスプレイ飛行再開伝達


この記事を書いた人 金城 美智子
宜野座村の當眞淳村長との面談後、足早に役場を後にする沖縄防衛局の遠藤仁彦次長=19日、宜野座村役場

 【宜野座】沖縄防衛局の遠藤仁彦次長が19日午前10時半ごろ、宜野座村役場を訪ね、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの飛行再開を當眞淳村長に伝えた。遠藤次長は午後1時ごろに金武町役場も訪れる予定だ。

 村によると、遠藤次長は名護市安部にオスプレイが墜落した件に関して、オスプレイの機体自体に問題はなく、訓練の一環で行った空中給油の際に事故が発生したと説明。當眞村長との面談後、遠藤次長は本紙記者の取材に対して「ちょっと」と言い残し、その場を立ち去った。

 當眞村長はオスプレイの運用が決定したことに関して「多くの県民、村民が安全性に関して疑問を持っている。その懸念が払しょくされていない状況の中で、恐怖を感じる」と強調。「このような状況の中で運用再開は決して容認できるものではない」と話した。
【琉球新報電子版】