宜野湾市議会、飛行再開に緊急抗議 普天間返還も要求 


この記事を書いた人 金城 美智子
オスプレイ飛行再開に抗議する決議を全会一致で可決する宜野湾市議=20日午前10時20分、同市議会

 【宜野湾】米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの墜落事故に関し、宜野湾市議会(大城政利議長)は20日午前、事故発生に抗議して在沖米軍から県民への謝罪や普天間飛行場の早期閉鎖・返還を求める決議・意見書と、飛行再開に抗議する決議・意見書を全会一致で可決した。うるま市と浦添市の両議会も抗議決議と意見書を全会一致で可決した。

 宜野湾市議会は、飛行再開に対する抗議決議では墜落事故と同日の13日に別のオスプレイが普天間飛行場内で胴体着陸していたことにも触れ「市民、県民の反対にもかかわらず、強行配備した日米両政府の責任は重大だ」と指摘した。

 宛先は第三海兵遠征軍司令官・沖縄地域調整官、首相、沖縄防衛局長ら。

 大城議長と基地関係特別委員会の委員が20日午後、米軍キャンプ瑞慶覧にある在沖米軍司令部と沖縄防衛局を訪れて抗議する。【琉球新報電子版】