高校生ら宣言「飲酒運転はさせない」 沖縄で交通安全運動開始


この記事を書いた人 金城 美智子

 年末年始の交通安全県民運動開始式が20日、県庁1階の県民ホールで開かれた。飲酒の機会が増え、人出の多くなる年末年始の事故を抑制するため、来年1月4日まで実施される。交通安全ポスターの発表や交通安全宣言などがあり、集まった人たちは交通事故防止の対策に取り組む意識を高めた。

 池田克史県警本部長は、県内の飲酒絡み事故が多発している状況に言及し「自治体や関係機関と連携し、交通安全教育を強力に推進していきたい」と協力を呼び掛けた。

 式には、交通安全年間ポスターのモデルを務めたタレントの糸数美樹さんも参加し、一日交通部長に就任。「ポスターを見て事故を起こす人が一人でも減ることを祈る」とあいさつした。飲酒運転根絶のメッセージを込めたラジオCMを作成し、優秀作品に輝いた県内の高校生たちが「飲酒運転は絶対にしない、させない」などと交通安全宣言した。【琉球新報電子版】

「飲酒運転は絶対にしない、させない」と交通安全宣言する高校生たち=20日午前、県庁1階の県民ホール
交通安全年間ポスターのモデルを務め、一日交通部長に就任したタレントの糸数美樹さん=20日午前、県庁1階の県民ホール