山芋スーブ、209キロ友寄さんV


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 【恩納】恩納村で人気の第12回宇加地山芋スーブが11日に開催された。

 公民館横の広場に生産者名と重量が記され並べられた山芋がずらり。中央のテントでは1~3位入賞と大物賞に輝いたひときわ大きな山芋が展示された。

 会場では今年の順位表と、これまでの大会の上位3位までの生産者名と重量が書かれた表や、山芋掘り出しの写真なども展示され、多くの来場者が見て回っていた。

 徳村博文宇加地区長の「今年の天候は良かったが、成績はいまひとつ」の言葉通り、昨年の200キロ以上4人に対し今年は1人。優勝者は209キロの友寄良章さん、2位は183・9キロの小渡司さん、3位は168・3キロの比嘉正勝さんが表彰された。大物賞のほか、75歳以上高齢者11人、最高齢91歳の長浜真光さん(45キロ)と86歳の友寄良善さん(64キロ)も特別表彰を受けた。

 優勝の友寄さんは「来年は250キロで4連覇を狙う」と意気込み、2位の小渡さんは「第4回優勝の自分の記録266キロを更新し267キロが目標」力強く話した。長浜善巳恩納村長もあいさつで山芋スーブの発展にエールを送った。

 昼食は名物の牛鍋(500円)に多くの来場者が舌鼓を打った。
(小山猛三郎通信員)

手塩にかけた自慢の山芋を前に記念撮影する区民ら=11日、恩納村の宇加地公民館周辺広場