Xmasケーキ「デコ」で投票 沖縄水産高


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和気あいあいとクリスマスケーキをデコレーションする沖縄水産高校総合学科食品科学系列の3年生=15日、糸満市西崎の県立沖縄水産高校

 【糸満】糸満市の沖縄水産高校(大城栄三校長)は「クリスマスケーキデコレーションコンテスト」を開催した。総合学科食品科学系列の1年生から3年生までの全18チームがアイデアあふれるクリスマスケーキのデコレーションをした。15日は同系列3年の22人が5チームに分かれ、イチゴとクリームでサンタクロースを表現したり、ウエハースで煙突を演出したりしてクリスマスケーキを華やかに飾った。全校生徒と教諭が投票し、来年1月6日に1位から3位までを表彰する。

 同系列は普段、水産物を中心に食品製造や管理、衛生などについて学んでいる。ケーキは毎年、クリスマス前に作り、デコレーションコンテストを実施。各チームごとに企画書を作成し、企画書通りに作られているかや、見た目においしそうかなどが審査基準になる。

 同系列3年の比嘉一太さん(18)のグループはチョコレートでサンタクロースとトナカイを表現した。「意外とイメージ通りにできた。100点」と満足の出来栄えだった。

 3連覇を狙っていた田村大輝さん(17)は「朝寝坊してメインのチョウのあめ細工を落として割ってしまった」と悔しそう。代わりに桃を花びらに見立てた「ピーチローズ」で美しく飾った。

 同系列の和泉好彦教諭は「ケーキの作り方を学び、創意工夫を凝らしたデコレーションをしてほしい。また、くじ引きでメンバーを決めたので、グループで協力して一つの物を作るコミュニケーション能力を高めてほしい」と授業の意義を語った。