病児の願い折り紙ツリーに 南部・子ども医療センターで点灯


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 入院中の子どもたちが作った折り紙約8300枚で作られた「おりがみツリー」の点灯式が21日、南風原町の県立南部医療センター・こども医療センターで開かれた=写真。同センターが毎年開いているクリスマス会の冒頭に点灯された。ツリーは高さ約5メートル、幅約4メートル。県内初の試みとみられる。折り紙には「高校に受かって、助けてくれた人に恩返しができますように」など、子どもたちの願いが書かれている。

 発案者の小児総合診療科の利根川尚也医師は「みんなの思いがたくさん詰まったツリーで、サンタさんも見つけやすいよ」と子どもたちに笑顔で語り掛けた。

 入院中の砂川舞佳さん(10)、平良美和ちゃん(4)、神山大心(たいし)君(6)が点灯の合図をすると、ツリーにオレンジの光がともった。