沖縄の心、音に乗せ 普久原さん作曲活動55周年コンサート


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 普久原恒勇さんの作曲活動55周年を記念するコンサート「我(わ)した島に捧(ささ)ぐ」(琉球新報社主催・沖縄市、まちづくりNPOコザまち社中共催)が24日、沖縄市民会館であった。普久原さんが作曲した名曲の数々を琉球交響楽団、琉球フィルハーモニック、沖縄交響楽団の県内3交響楽団と合唱団約150人で演奏した。

交響楽団と合唱団で奏でる普久原メロディー。悠久の旋律に会場は包まれた=24日午後、沖縄市民会館

 「イザイホウのテーマ」では久高島の祭祀(さいし)「イザイホー」をオーケストラと合唱で表現した。琉球古来の楽器を使う「響(とよむ)」は交響楽の演奏によって新鮮さを感じさせた。最後は代表曲「芭蕉布」で幕を閉じた。

 会場では指笛と拍手が鳴り響き、観客は交響楽団による「普久原メロディー」に酔いしれた。