オスプレイ飛行再開 県幹部「話にならない」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 米海兵隊がオスプレイの飛行再開について、13日の墜落事故の原因だと日米両政府が県に説明してきた空中給油も行うと琉球新報に回答したことについて、県幹部は「話にならない」と強く反発。事実確認を急ぐ考えを示した。県幹部は「県はオスプレイの飛行再開自体を問題視している。飛行再開で防衛省は空中給油を行わないと説明していたのに、それも行われることなど考えられない。事実ならばあり得ないことだ」と憤った。

 県幹部はオスプレイの飛行再開に伴い、稲田朋美防衛相も空中給油訓練は行われないと記者会見で説明した点を指摘。「われわれの認識は政府とも変わらないはずなのに、なぜそうなるのか。接触事故が起きるような空中給油訓練が沖縄近海で行われていることすらわれわれは知らなかった。そのような危険な訓練は米本国でやってほしい」と憤った。

 米海兵隊が再開するとした空中給油訓練の内容は現段階で不明だと慎重な見方を示した上で「政府に早急に事実関係を確認したい」と述べた。