願い込め福笹づくり 護国神社、新年用の縁起物準備


この記事を書いた人 金城 美智子
心を込めて福笹作りをするみこら=26日、那覇市奥武山の県護国神社

 県護国神社(那覇市奥武山)は26日、新年の縁起物「福笹」と「破魔矢」を製作した。15人のみこが手作業で福笹千体、破魔矢1万体を作り上げた。

 福笹(ふくざさ)は、笹の枝に「家内守護」「商売繁昌」などを願う5枚の短冊と、ひょうたん、鈴、小判、五色の布を結びつけた縁起物。おはらいと安全祈願を済ませたみこが一つ一つ丁寧に結びつけた。

 福笹を製作したみこの増田椋さん(19)=那覇市=は「もらった人がいい年を過ごせるよう、心を込めて作った」と話した。
【琉球新報電子版】