バス近づけば信号機「青」に 来月から実証実験


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 県と県警は2017年1月から、朝のバスレーン時間帯(午前7時半~同9時)に宜野湾市伊佐から那覇市久茂地に向けて走行する路線バスが交差点に入る際、青信号に切り替えたり、赤信号を短くしたりする実証実験を始める。同区間の走行時間短縮化が狙い。17年1~3月の間に信号切り替えのタイミングを調整し、4月以降の本格運用を目指す。

 県は同区間を通行する路線バス事業者に対し、車載器の購入費用を補助する。道路の歩道橋などに設置する発信器が車載器の電波を関知し、先にある信号を青に切り替えるなどして路線バスの走行を円滑にする。

 県は本年度中に路線バス143台に車載器設置を目指しており、17年度にも約100台への設置を予定。担当者は「どういうタイミングで信号を切り替えれば、他の道路への影響が少ないかなどを調整しながら、路線バスの走行時間短縮化を目指していきたい」と語った。