那覇高が優秀賞 昭和シェル環境写真コンテスト


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
昭和シェル石油広報部の大津麻衣課長(右端)から賞状を受け取る(左から)高良智子教諭、伊藤ありすさん、山城美穂さん、宮里うららさん=16日、那覇高校

 第12回昭和シェル石油環境フォト・コンテスト「わたしのまちの○と×」の受賞作がこのほど決まり、沖縄県内から那覇高校が学校団体部門で優秀賞を受賞した。また個人では同高1年の伊藤ありすさん(16)、宮里うららさん(16)が優秀賞、山城美穂さん(16)が奨励賞を受賞した。同コンテストでの県勢の入賞は初めて。

 同コンテストは小学校、中学校、高校・高等専門学校が対象で、今回は全国から5714点の応募があった。同校は、1、2年生の夏休みの美術の課題としてコンテストに取り組み、合わせて62点を応募した。学校団体部門は最優秀賞のほか8校が選ばれる。

 「みんなの海」と題し、白い砂浜と、海に捨てられたイグアナの写真を撮った伊藤さんは「ペットを簡単に捨ててはいけないということを多くの人に分かってもらいたい」と話した。また「ここは沖縄。ここも沖縄。」と題し出身の座間味の海と、県内の落書きを対比させた宮里さんは「沖縄には世界中の人が集まるが、落書きやポイ捨ても多い。これを変え、良い方向になってほしい」と述べた。「観光地の○と×」として路上喫煙禁止を外国語で呼び掛ける表示と路上の落書きを撮影した山城さんは「沖縄は観光地として改善しなければならない課題もたくさんあり、改善していきたい」と話した。