浮具、海上に設置 防衛局、辺野古工事再開後初


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フロートを海上に運び出す沖縄防衛局の作業船=6日午後1時49分、名護市辺野古

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、沖縄防衛局は6日午後、作業船で浮具(フロート)を海上に設置した。4日、砂浜を囲うように設置された汚濁防止膜(オイルフェンス)の外側に、さらに広い範囲で海を囲った。砂浜にはフロートが残っており、今後の作業でさらに囲う範囲を広げるとみられる。工事再開後、フロートが海上に設置されるのは初めて。

 建設に反対する市民らがカヌー8艇、抗議船2隻で抗議行動を行った。海上保安庁は少なくとも12艇のゴムボートで市民を警戒。カヌーに乗った市民8人は拘束され、辺野古の海岸で解放された。シュワブゲート前では、抗議市民ら約50人が抗議行動を行った。資材搬入は確認されなかった。