経済

「泡盛ブランド」海外に 欧米の専門家と戦略協議 県内3酒造所など

「琉球泡盛」の海外展開事業を展開する(前列左から)瑞泉酒造の佐久本学社長、久米島の久米仙の島袋正也社長、忠孝酒造の大城勤社長、ブルーシップ沖縄の慶松大海社長と海外から招待したマーケティングの専門家ら=7日、豊見城市の忠孝酒造くぅーすの杜忠孝蔵

 コンサルティング会社のブルーシップ沖縄(那覇市、慶松大海社長)と泡盛酒造3社は7日、豊見城市の忠孝酒造で記者会見を開き、「琉球泡盛」の海外販路拡大を目指したブランド化事業を展開すると発表した。スピリッツやウイスキーなどの「ハードリカー」としての泡盛の可能性を探るため、3年をめどにカクテルのベース酒として海外で売り出し、古酒の市場投入につなげる戦略を描く。

 同事業は沖縄総合事務局の沖縄国際ハブクラスター事業を活用してブルーシップが企画し、忠孝酒造と瑞泉酒造、久米島の久米仙が連携する。ハードリカーとして認知度向上を図るため、泡盛をベースとする新たなカクテルの開発に取り組む。早ければ来夏にも米国や西欧市場を意識した泡盛のテスト商品を開発し、海外の飲食店などでマーケティング調査を行う。

 慶松社長は会見で「専門家の助言を得ながら泡盛の商品開発やブランド化を図り、米国やヨーロッパでの販売につなげたい」と意義を強調した。忠孝酒造の大城勤社長は「世界市場の大部分はハードリカーが占めている。世界でも歴史ある泡盛の可能性を追求したい」と話した。

 海外市場に合わせた商品開発、販売戦略を構築するため、4~10日に米国と西欧からマーケティングの専門家5人を招待して酒造所の視察や協議を行う。専門家チームのプロジェクトマネジャーを務めるナタリー・ソコロフさんは泡盛の魅力について「新酒と古酒の味の違いを楽しめる。無色透明のウオツカのようだが、泡盛の滑らかな味わいは比較できない。『本物』という印象がある」と話した。

英文へ→3 Okinawan liquor makers hold strategy meeting with foreign marketing specialists to develop the “Awamori Brand”