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「あがーでーじ痛い」 子宝願い「ドウドイ」 名護・久志

痛みに耐えながらウマに乗る、赤いはっぴを着た島袋智彦さん(中央)=3日、名護市久志

 【名護】ひもで十字に縛られた直径約10センチの丸太で作った「ウマ」に男性がまたがり、子宝を願って痛みに耐えながら集落を練り歩く名護市久志区(宮里武継区長)の新年恒例行事「ドウドイ」が3日、同区内で行われた。ウマにまたがった同区出身で宜野座村在住の島袋智彦さん(39)は顔をゆがめながらも約10分間、ウマに乗り切った。区民らはウマの後についていき、太鼓やホラ貝のリズムに合わせて「ドウドイ」と掛け声を上げながら行進した。

 島袋さんは結婚6年目だが、子どもはいない。島袋さんには「ドウドイ」に参加するにあたり、一つの心配事があった。身長約178センチ、体重約100キロの島袋さんは「ドウドイの棒は太くないので、私の体重を支えられるだろうか」と話していた。

 島袋さんは男性3人が担ぐウマに乗ると「あがー」「でーじ痛い」と股に走る激痛に絶えながら、約10分間ウマに乗り続けた。ウマから下りると「はー」と痛みを和らげるように息を吐いた。島袋さんは「ドウドイの間は終わることしか考えていなかった。これで(子どもは)大丈夫だと思う」と笑顔で話した。

 3年前と7年前にドウドイのウマに乗った新川浩希さん(34)=会社員=はドウドイのウマに乗ったその年にそれぞれ男の子を授かった。新川さんはウマに乗った島袋さんに対して「つらかったと思うが、これでもう大丈夫だと思う」とエールを送った。