離島で高速通信可能に 海底光ケーブル敷設完了


この記事を書いた人 松永 勝利
光ケーブルを使って映像を互いに映し合う中で、翁長雄志知事(左端)と意見交換する与那国小児童(中央)=10日午後、県庁4階の講堂

 沖縄本島と先島や本島南部周辺離島を海底光ケーブルでつなぐ県の離島地区情報通信基盤整備推進事業の工事がこのほど完了したことを受け、県は10日、県庁の講堂と与那国町のDiDi与那国交流館で開通記念式典を開いた。整備した光ケーブルを活用し、式典は両会場の様子を大画面で相互に映しながら進められた。
 本島と対象離島が光ケーブルでつながったことにより、住民向けの高速ブロードバンドサービスなどが可能になる。翁長雄志知事は「引き続き各離島における光ファイバー網の整備を進め、ワイファイの整備による観光、防災面の充実、遠隔医療、遠隔教育などさまざまな利活用を推進する」と語った。【琉球新報電子版】

英文へ→Optical undersea cable laid between neighboring islands for high-speed telecommunications

沖縄本島と離島を海底光ケーブルでつなぐ事業の完了を記念し、同時にテープカットする県庁と与那国町両会場の関係者=10日午後、県庁4階の講堂