社会

大型客船で覚醒剤密輸疑い 10キロ超、7億円相当 台湾籍6人逮捕

 沖縄県警と沖縄地区税関などが10日までに、覚醒剤を密輸しようとしたなどとして、台湾籍の男ら6人を覚せい剤取締法違反(営利目的輸入)の容疑で逮捕していたことが捜査関係者への取材で分かった。押収された覚醒剤は合計で10キロ以上になるとみられ、末端価格では約7億円以上に相当する見込みだ。

 捜査関係者によると6人のうち3人は、昨年12月下旬にクルーズ船で沖縄を訪れた際に、那覇港で税関検査によって覚醒剤を隠し持っていたのを発見され逮捕された。県警などの捜査により、他にも3人が既に県内入りしていたことが分かった。先に県内に入っていた3人は、那覇港で3人が逮捕された後に県外へ逃亡。捜査員を派遣して行方を追っていた県警らが県外で逮捕したという。

 関係捜査機関は、背後に反社会的勢力からなる密輸組織の存在があるとみて、覚醒剤の製造元や受取先の特定など捜査を進めている。捜査関係者によると、3人が県外へ逃走する過程で、押収されていない覚醒剤が国内に入った可能性もあるという。

 沖縄では昨年5月、那覇港に停泊中のマレーシア船籍ヨットから国内過去最大の覚醒剤約600キロが発見された。台湾人乗組員4人が、覚せい剤取締法違反の罪で起訴された。沖縄が国際的な薬物密輸経由地になっているとの指摘もある。