沖縄アイスホッケー国体へ一丸 九州優勝、初の上位狙う


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国体に向け、練習に励むアイスホッケー成年男子のメンバーら=8日、沖縄県南風原町のスポーツワールドサザンヒル

 アイスホッケーの沖縄県成年男子が、ながの銀嶺国体(長野県軽井沢町など、27~31日)出場に向けて練習に励んでいる。昨年末は2016年度国民体育大会・九州ブロック大会で優勝。県アイスホッケー連盟(砂川隆禧会長)の前身、県アイスホッケークラブの1970年の創設以来初めての優勝だった。

 長野国体では九州第1代表として27日に愛知との初戦を迎える。昨年のいわて国体冬季大会では県勢初の初戦突破を果たしており、初の2回戦突破に向けてチームは一丸となる。

 東京で働きながら趣味で競技をしていた砂川会長(68)が沖縄に戻り46年前にクラブを立ち上げ、1981年から県連盟となった。成年男子は3年前から、世界選手権に6回出場した三沢悟監督(63)が指導し、2015年度の九州ブロック大会で準優勝を果たすなど力を伸ばしてきた。

 初戦の愛知に勝てば次戦は青森と強豪が続く。三沢監督は「目標は2回戦突破だ。愛知も厳しいが、勝機はある」とスピードとタフを武器とする県勢の必勝を誓う。