子どもたちが島野菜を使った料理を提案、披露する「第9回JAおきなわキッズ野菜料理コンテスト」が14日、那覇市旭町の県学校給食会で開かれた。各地区の予選を突破した9チームが出場し、料理の出来栄えを競った結果、優勝には宮古島市から参加した「西辺グルメキッズ」チームの4人が輝いた。
西辺グルメキッズチームはパプリカやヘチマ、トウガンを使ったドライカレーと、春巻きのパイナップルソース添えを提案した。チーム力やパイナップルソースの出来の良さが評価された。
赤嶺深愛さん(西辺小6年)は「春巻きを細すぎず太すぎず作るのに苦労した。5回練習して本番に臨んだ。優勝できてうれしい」と笑顔で語った。
石垣市から参加したさぶっ子4年生チームはハンダマなどの野菜と島豆腐を使ったハンバーグ付きロコモコ丼とトウガンスープを披露し、準優勝した。
柏原隼大君(白保小4年)は「鶏肉と豚肉を逆に使うアクシデントがあったが、準優勝できて良かった。もっとおいしい料理を作っていきたい」と意気込んだ。
糸満市から参加したとにかく明るい4人組チームはハンダマや島ニンジンを使ったカラフル巾着と島野菜サラダで優秀賞を獲得した。
山城望君(米須小4年)は「練習の時よりうまくできて良かった」と話した。
審査委員長を務めた神谷八郎・県調理師会理事は「時間が前回より30分短くなった中で、中身が濃い作品が作られていた。ソース類にもそれぞれこだわりが見られ、おいしかった」と参加者の活躍を評価した。