「嘉手苅先生に感謝」 室川小14期生28年ぶり集合 定年恩師に記念品


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教え子から記念品を受け取る嘉手苅弘美さん(前列右)=7日、沖縄市のNBC日本ブライダルセンター

 【沖縄】沖縄市立室川小学校の14期生(1990年3月卒)は7日、沖縄市のNBC日本ブライダルセンターで「同窓会~28年ぶり大集合~」を開いた。サプライズとして、3月に定年退職する6年1組の担任だった嘉手苅弘美さん(60)=現赤道小学校長=に記念品が教え子から手渡された。嘉手苅さんは「教師冥利(みょうり)に尽きる」と感激した様子だった。同窓会で集まった10万円を12日、室川小に贈った。

 今年で40歳を迎える記念として開催した。県外から参加した同級生もおり、参加者は思い出話や近況報告に花を咲かせた。

 サプライズを受けた嘉手苅さんは「あの頃の自分よりも年上になった教え子に会うことができてうれしい。みんなが『自分の子どもだったら』と思いながら指導してきた」と喜んだ。

 指導が厳しかったという嘉手苅さん。教え子は「怖い先生だった」と声をそろえる。それでも山城弘美さん(39)は「今も日記を書く習慣は続いている。尊敬の気持ちでいっぱいだ」と感謝した。